Story

危険な存在は害だ。

邪悪な存在は悪だ。

不安定な存在は劣等だ。

ヒトでない存在は不快だ。

いいだろう。ならば消え去り滅びゆけ。

抹殺殲滅根絶するのみ。

我等に抗う魔術師ら、総てのモノは万象須らく塵に還ると識るがいい。

 

――21世紀――

ヨーロッパを中心に戦争が起きていた。

魔術師を殲滅するための戦い――表の世界に隠れて、しかし着実にその戦火は広がっていた。

既に半数の国は陥落し、進行を受けて退けることが出来たのは僅か一国。

そしてついに、戦火はアジアにまで飛び火する。

 

――西暦2051年――

アジアで最初に進行を受けた日本は、抵抗も虚しく最大級規模組織の半数を壊滅させられた。

残るのは残存魔術師の殲滅のみであり、空前の大虐殺は始まりのカウントダウンを迎える。

逃げることはできない。誰も生かして逃さない。

解放は死のみである。

 

 

 

 

修学旅行―― 柏夏樹は、高校の修学旅行でとある街に来ている。

友人である高橋翔、その幼馴染である桐島琴音と共に街を回り観光を楽しんでいた。

しかし、平和で平凡なその日常は、とある夜から崩壊する。

蒼を塗りつぶす黄昏。

突如現れる異国の者達。

死が迫り、追ってくる。

理由も、理屈も、意義も、そんなものなど存在しないかのように命を狙われる。

柏夏樹は、無事に平穏な日々へと戻れるのか――

 

 

 

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